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オーストラリアでの妊娠・出産・育児について

オーストラリアで妊娠!⑥ 助産師さんとの初面談

元々14週に行われる予定だった初面談ですが、『分娩が入った』と2回キャンセルになり16週になってからやっと初面談となりました(笑)

既にエコーで元気な赤ちゃんを確認していたので、特に不安や心配な感じもなかったですが、これが何もしていない状態だったらちょっと不安な気持ちになっていたかもしれませんね~。

私は2回目のキャンセルの時に『大丈夫かしら』と心配したものですが、オージー夫はサラリと『しょうがないね~』と気にした風でもなく。 こんな感じにお互いにフレキシブルで大らかに受け入れるのもオーストラリアならではなのかなと。

 

 

初回の主な内容は

 ・検査結果について

 ・聞き取り調査

 ・身長/体重のチェック

 ・今後の大まかなスケジュールについて

 ・Microsoft teamを使用しての情報提供

 

 

検査結果について

初回GP(かかりつけ医)から血液/尿検査のRefferal Letter(紹介状)をもらい、検査結果も2回目のGP診察で既に確認済みでしたが、再度確認。

エコー検査の結果についても同様に。

 

個人の病歴や家族歴についても聞かれます。

私は家族歴の肝機能に関して少し引っかかることがあったので伝えたところ、次回までに産科医に確認しておきますとのこと。 産科医とも連絡・連携しているので安心できます。

 

 

聞き取り調査

オーストラリア特有なのか、MGP特有なのか分かりませんが初回に限定して以下のようなことを聞かれました。わからない英語とかは説明してもらっていたので、30分くらいかかったと思います。

 ・DVの有無(現在・子供のころからの経験含めて)

 ・過去1週間の気分

 ・現在置かれている環境(外的・心理的 等)

 ・他色々 

 

この聞き取りが行われている間はパートナーはもちろん、小さな子供がいても離されて助産師さんと二人きりの密室状態で行われます。

DVに関しては、オーストラリアではDV率が高いことや妊娠・出産を機にDVに発展することがあることからの聞き取りのようです。 環境に関する質問に関しては『安心できる環境』が安産に繋がるからかなと。

私の場合、特に問題もなかったのでその後なにもないですが、なにか問題があれば対処や対応策の指南でもしてくれるのかしら?と思っていますが不明です。

 

 

身長/体重チェック

妊娠前の体重は自己申告、その日の身長と体重をチェックしました。

日本にいたときはほぼ毎日確認していた体重ですが、オーストラリアにきてからほとんど測定していなかったので、妊娠前の体重に関して当日の検査時と同じくらい、と答えました(笑) 

 

 

今後のスケジュールについて

 ・20週のエコーRefferal Letterをもらう (GPにて)

 ・百日咳とインフルエンザのワクチン実施(どちらも個人の自由)(GPにて)

  *百日咳は母体を通して赤ちゃんに抗体が移行することを期待して

 ・27週に血液検査を実施(糖負荷試験含む/実施は個人の自由だがアジア人はハイリスクなので実施を勧められる)(GPからRefferal にて)

 ・36週に再度血液検査

 

 

Microsoft teamを使用しての情報提供

助産師さんグループが運用?しているMicrosoft teamに参加させてもらい、以下の内容等をシェアしてくれます

 ・MGPについて

 ・Positive Birthについて(不安要素を減らして安心して出産に臨めるように)

 ・赤ちゃんがどのようにして生まれてくるか(骨盤内での回旋の仕方)

 ・赤ちゃんのポジショニング。exercise等

 ・Water birthの施設

 ・実際の出産映像、skin to skinの重要性

 ・授乳について(母乳のでる仕組み、授乳の仕方や注意点等)

 ・赤ちゃんの排泄物について(色、頻度等)

 ・おむつ、おくるみ、抱っこ紐等

ビデオの他、PDFファイルや関連資料などがあり、情報がやまもりです!

ビデオを見てわからないことがあれば色々追加で聞くことができます。

 

日本に比べて受診回数は少ないですが、担当助産師さんの連絡先を教えてもらえるので、『〇〇の時(緊急を要する内容)には電話してね』『なにか気になることがあればメッセージ送ってね』といった感じ言ってもらえるので、何かあればいつでも聞けるという安心感があります。

 

ちなみに・・・

私の第一言語が英語ではないことを伝えてあったので、初回面談前に『もし通訳が必要であれば通訳電話の人を介すことができます』と言われていました。 私の場合、分からない単語や説明はありましたが、助産師さんがちゃんと言い直してくれたり説明してくれたりしてくれたので、特に通訳電話は必要としませんでしたが、いざというときには通訳サービスも可能です。

そして私のつたない英語でも理解してくれる助産師さんだったので、本当に良かったです! 一般的なことは夫が聞けても、私の身体の状態については自分で説明しないといけませんからね。

オーストラリアで妊娠!⑤ エコー検査

MGPから連絡が来きたのが13週に入ってからですが、その連絡がくる前の11週目に、10週からできるNIPT検査&エコー検査をしてきました!

 

NIPT検査については下記の記事を参考にしてください。

harukaw2021.hatenablog.com

 

 

NIPT検査は高いので、赤ちゃんがちゃんと生存しているかエコーで確認してから行われるようです。

生存確認だけではなく、赤ちゃんのサイズや心拍、胎盤の位置やへその緒が3本ちゃんとあるか、等ひと通りみてくれます!

エコー検査の結果、赤ちゃんに目立った異常は見られず、赤ちゃんのサイズから1週間繰り上げになり12週目に変更となりました。

 

胎嚢の確認/子宮外妊娠確認のためのエコーはしていないので、これの検査で初めて赤ちゃんが子宮内で元気に育っていることが確認でき、本当に一安心したことを覚えています。 お腹も普通サイズで、胎動をまだ感じない時期なので、元気に育っているかどうかを確認できる貴重なひと時ですね~!

 

そして分かってはいたものの、実際にエコーの映像をみると、

『たった12週なのに、すでにしっかりヒトの形をしている!』 『指も5本揃っているし、臓器も形成されているし、動いているー!!』 とちょっと興奮(笑)

驚くべき成長の早さですよね~

 

 

その後、初めての助産師さんとの面談を13週に行い、14週になって2回目のエコーを。

元々予定されていた基本的に2回しかないエコーのうちの貴重な1回です(笑)

NIPT検査前に行った内容とほぼ同じで、赤ちゃんのサイズ、大まかな臓器、四肢チェック、胎盤の位置やへその緒確認をしてくれました。

1回目ほどの感動はないものの、着実に大きく育っていることを確認できると安心できますね。

 

 

回数はともかく、エコーの内容自体はきっと日本とあまり変わりないだろうと思います。

 

オーストラリアで妊娠!④ MGPとは?

妊娠10週目に入ろうとする頃、友達からの情報で

 

「MGP知っている?すごくいいらしいよ!」

 

という話を聞きました。

 

  1. MGPとは?
  2. MGPの参加条件
  3. MGPの特徴
  4. 私がMGPを選んだ理由

 

MGPとは?

全くの初耳ワードだったので、調べてみると

 

Midwifly Group Practicの略で、妊娠中~産後のケアを産科医ではなく、基本的の助産師さんチームにお世話になるプログラムという内容のものでした。

そのプログラムに参加できるには一定の条件があり、また人気もあるため全ての人が参加できるわけでもないという友達からのお話。

MGPはパブリック病院運営のものなので、出産自体はパブリック病院で、出産以外のケアは病院、ヘルスケアセンター、自宅等で行われます。

 

 

MGPの参加条件

 

 ・自然分娩希望の人(無痛・帝王切開希望の人は不可)

 ・健康な状態(妊娠経過途中で切迫等の問題が発覚した場合には産科医に受け渡しになるケースも)

 

 

MGPの特徴

MGPの考え方に「出産の恐怖心を無くし/減らし、お産を短く・軽くする」というものがあるようです。 そのために出産までの間に色々な情報(どのようにして赤ちゃんが生まれるか、ストレッチやエクササイズ、)を提供し、リラックスした状態で出産を迎えるようにプログラムされているようです。 特徴としては

 

 ・water birth(水中出産)ができる

 ・基本的に一人の助産師さんが妊娠期間中~産後ケアまで担当してくれる

 ・妊娠中~産後に必要な情報をシェアしてもらえる(ビデオ等)

 ・妊娠中の検査結果等で問題が発覚した場合も、産科医と情報をシェアし、必要あれば診察や面談等のサポートがある

 ・なにも問題がなければ病院滞在時間が4-6時間(オーストラリアのパブリックでのスタンダードは2日)

 

滞在時間に関しては『みじかっ!!』と正直思いましたが、慣れて落ち着く環境で過ごすほうが産後の回復が早いという研究結果に基づいてのことのようです。

担当の助産師さんがいるのも、妊娠期間を通して知っている人が出産に立ち会うということでの『安心感』でお産の痛み軽減・時間の短縮に繋がるから。 *担当の助産師さんが立ち会えない場合も稀にありますが、同じチーム内の助産師さんが担当してくれます。

 

 

私がMGPを選んだ理由

人気の理由は色々あるんでしょうが、私がMGPに参加したいと思った理由は

 

基本的に一人の助産師さんが妊娠期間中~産後ケアまで担当してくれる

 

という点が一番!

 

英語力がそこまで高くない私にとって、毎回医師が違うためにされる同じ質問に時間をとられて、聞きたいことや新たに話されてわからないことに対して聞く時間が削られるというのは避けたいところです(切実に!) ←先輩妊婦に聞くパブリックでの出産ではアルアルのことだそうです。

担当になった助産師さんが最初から最後までみてくれるということなので、私のこと・状態を理解してくれているという安心感もあります。

 

元々私の出産希望としては無痛かwater birthだったので、その点でも「無痛じゃないけど、オーストラリアならではのwater birthができるなら~♪」といった感じで(笑)

 

調べたところ10週までに申し込みをしないといけないようだったので、ギリギリセーフ! また、「必ず参加できるわけではない」という友達の言葉があったので、2か所に申し込みしました。

1つ目の病院から連絡が来たのが13週頃、2つ目は16週を過ぎてから・・・すでに1つ目の病院で参加を決め1回目の検診があった後だったので遅すぎ(笑)

申し込んだ2か所とも連絡が来たのは運が良かったのか、意外と枠があるのかは不明です。

 

 

州や場所によって多少の違いはあると思いますが、オーストラリアで妊娠・出産を考えている人がいらっしゃれば参考になれば幸いです。