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オーストラリアでの妊娠・出産・育児について

中耳炎

ご無沙汰しております。

 

最近息子が中耳炎になりまして。

その時の話を書こうと思います。

 

 

息子が耳の痛みを訴えたのは金曜日の夕方、保育園から帰ってきてからのこと。

あまり泣くことのない息子が痛いと言いながら泣き、ごはんもほとんど食べない。

いつもの食欲を考えるとありえない!

 

日本に住んでいたら夜間対応の病院に連れて行くところですが、ここはオーストラリア、事情がちがーう!

 

日本で子供が中耳炎にかかったら小児科もしくは耳鼻科に行くと思います。

そこで耳の状態確認、治療、投薬などを経て回復に向かうというプロセスが一般的かと思います。

 

 

さて、ではオーストラリアでは?

 

そもそもですが、オーストラリアでは日本のように何かあれば病院に行って診てもらえる、という感じではありません。もちろん緊急の場合は救急に行けば見てもらえらえますが、私の住んでいる地域は救急も人口に対して割合が少ないのでかなり待つようです。驚きの実情は後述します。

 

基本的に事前予約、救急とまでいかなくても早くに見てもらいたいときには直接電話して、空きがあれば見てもらえるという感じです。

 

今回発症したのが金曜の夕方。クリニックは閉まっている。薬局も閉まっている。

とりあえず耳を冷やしながら、救急に連れていくべきか否かをグーグル。

そして家にあった子供用のイブプロフェンが使えそうだったので、投与。

 

注射型で液体をあげるものなのですが、嫌がる嫌がる嫌がる・・・・

1年前飛行機に乗るときに使った時は喜んで飲んでくれたのにー涙

 

 

そしてイヤイヤながらも飲んで(飲ませて)、20分しないくらいでご機嫌に。

 

おーーーー、効いた!

 

 

と思ったのも束の間。

2時間少しくらいで薬が切れたのか、再び泣き出す。。。。

 

 

次投与できるまで、まだ4時間もあるし

 

 

どうしようかと抱っこしながら耳を冷やしいるうちに寝落ちた。

 

ベッドに移したら起きてまた耳が痛いと言いながら泣く泣く泣く・・・

 

 

背中とんとんしながら再び寝落ちて、次夜中に目が覚めた時に薬をあげて、と久々にあまり寝られない夜を過ごしましたー・・・・

 

そして、朝。

 

まだ息子はぐずついていたので、すぐに救急に連れて行こうかと思ったのですが、夫が「薬局で聞いてくる」と言い、お出かけ。

 

そして

『救急に連れて行っても特に何もしてくれないらしい』

と・・・

 

 

ええええええええええ!?

 

なにやら、オーストラリアで中耳炎になっても特にすぐに治療をすることは稀で、一般的にはパナドールやイブプロフェンといった痛み止めで経過観察して、1週間以上続く場合などに何か治療をするらしく、痛みを訴えた翌日に行ったところで特に何もしてくれないとのこと。薬さえ処方されないんじゃないか、とか・・・・

 

いやいやいやいやいや

膿が溜まって鼓膜敗れたらどうするの!?

 

とか、色々考えましたが『うん、これがオーストラリア』と自分を納得させることになりました。

 

幸い、息子は痛み止めだけで症状が数日で落ち着いたので良かったです。

 

 

 

 

さて、オーストラリア(私の住む地域)における救急病院事情について。

 

私がオーストラリアに来た2017年のときの話で、事故にあった友達が頭から血を流している状態で救急車を呼んだら『今待っている人が多くて自分でタクシー拾って救急に行って』と言われたあげく、救急病院においても数時間待たされたという現実があります。

この事実だけでも驚きですが、コロナ以降主要都市からの流入者数が劇増したため、この病院に関連することはさらに悪化していると思います。

 

事実、私が何かあったときにかかるクリニックは予約ができるのが1か月後という状態です。以前は数日から1週間くらい後に予約できたのですが。。。

もちろん、住んでいる町の中でも保育園のように地域差はあると思いますが、帯状疱疹になったときには大変困りました。

 

 

リラックスした環境で生活できるオーストラリアですが、病院に関しては断然日本です。

日本にいるときには当たり前のことでしたが、オーストラリアに来て日本の医療システムに感謝しなくては、と思いました。