日本では厳しく制限・管理されている体重管理ですが、オーストラリアでは・・・
・日本での体重管理
・オーストラリアでの体重管理
日本での体重管理
少し前まで日本での体重増加は妊娠前の身長と体重からBMIを計算し、BMI値から最終的な体重増加値を以下のように分類していました。
18.5未満 : 9~12kg
18.5~25.0未満 : 7~12kg
25.0以上 : 個別対応
2021年3月、日本産婦人学会からBMI 25.0未満までの妊婦に対して、体重増加を15kgまでOKに基準を変更する内容が発表されたようですね。
理由はここ数年の低体重児率の増加。結構厳しく指導されるようで、検診前に無理なダイエットや絶食する人もいるとか・・・本末転倒ですね。。。
逆に妊娠初期のつわりによる体重減少。
目安は元の体重から5%以上の減量らしいですが、妊婦さんが食べられない状況・食べても吐いてしまう状況だと入院や点滴などの対処をしてくれる印象があります。
オーストラリアでの体重管理
日本での体重管理の厳しさは知っていたので、オーストラリアでも似たようなものだろうと思っていたら全く違いました・・・・!
まず最初の検診時に身長を申告し、体重を測定。
その後毎回検診時に体重測定・・・を予想していたら一度も体重チェックをされないので妊娠5-6か月くらいの検診時に『体重チェックってしないんですか?』と聞いたんです。
これに対する返答がまさかの
『あなたのBMIは普通だから必要ないわよ~』
エッ!?!? まぢですか・・・・!!
多分お腹の出方もそれほどでもないことが一因だと思いますが、全くのフリー管理にはさすがにびっくりしました。 一応私は日本の妊娠アプリを使用して自分で体重管理はしていましたけどね(笑)
お腹の出方といえば、私が何人か見たオーストラリアの妊婦さんは妊娠6-7か月で臨月ですか?のサイズになっています。 座高がない分、外にでるんでしょうね~
調べてみたところ、一応オーストラリアにも体重増加の基準はあるようです。
標準体重でも日本に比べると緩いですが、やせ型(BMI18.5未満)の人は12.5~18kgの増加が推奨されているのので、日本での基準は低く低く設定されているなぁという印象です。
Weight and pregnancy | The Royal Women's Hospital
そして体重減少に関して。
私は臭いづわり、食べづわりで、吐いたのは片手で数えるほど。
そのため体重減少に関しては全く縁がなかったのですが、私が聞いた妊婦さんには結構酷い吐きづわりで水も飲めないほどの人が何人かいまして。 もちろん体重もかなり減少していたので、日本なら入院レベルであろう状態でも入院どころか点滴処置も何もなしだったと聞いた時には大変びっくりしました。 対応するGPや産科医・助産師にもよるんでしょうけど、吐きづわりじゃなくてヨカッタ、と真面目に思いました。
スタート時の体重が若干あいまいということもありますが、普通に(むしろ結構好きなだけ)食べていましたが、妊娠期間を通して+15kg以内には収まっています。 それを考えると、日本のように検診時に過剰なストレスを感じるほどの制限・プレッシャーをかけられなくて良かったと思います(笑)
〇年か前に読んだストレスと肥満に関する文献では、ストレスによるホルモンの作用で、細胞への糖の吸収が促進されやすくなる、という内容もの。それを考えると過剰なストレスは食べていないのに太りやすく(体重が増加しやすく)なる可能性は十分あるかなと。
文献は時間があって気が向いたときにでも探して見つかったらアップデートするかもしれません~。