Follow My Heart

オーストラリアでの妊娠・出産・育児について

オーストラリアの肉事情

今週のお題「肉」

 

日本とオーストラリアでの私が感じる「肉」の違いについてお話しようかなと。

 ・消費されているお肉の種類

 ・お肉の加工

 

 

何肉が一番食べられている??

日本でお肉といえば

 ①豚肉 ②鶏肉

 【大きな壁】 

 ③牛肉 

 【大きな壁】 

 ④羊肉 

 ⑤その他

 

地域や家庭によって①と②は変わると思いますが、牛肉が消費トップということはあまりないイメージだし、世に出回っているレシピも牛肉のものは鶏肉・豚肉に比べて少ないと思う。

私が日本にいたときは豚肉が一番の消費率で、次に鶏肉。カレーやハヤシライス、すき焼きといったときは牛肉を買ってくる、というくらい牛肉の消費率は鶏肉・豚肉に比べて少なかったです(笑) みなさんのお家ではどうでしょう?

 

一応調べてみたら、私のイメージは正しかったです!

食肉の消費動向について|農畜産業振興機構

 

 

 

反対にオーストラリアでは

 ①鶏肉 

 ②牛肉 

【大きな壁】

 ③羊肉 

【大きな壁】

 ④豚肉 

 

のイメージだけど、調べてみたところ少し違っていました!

 ①鶏肉(ターキー・ダックを含む鳥肉) 

【大きな壁】

 ②豚肉 ③牛肉

【大きな壁】

 ④羊肉

Meat consumption - Department of Agriculture

 

 

豚肉の消費イメージが実際とは異なるのは移民の影響だと思います。

私がホームステイやシェアハウスをしていたのはイギリス系移民のオーストラリア市民で、豚肉をほぼ食べません!私の夫やその両親もあまり豚肉は好きではなく、その理由が「臭い」

私もオーストラリアに来てから豚肉を何度か買って食べましたが、50%くらいの確率で「臭い」が気になって美味しくない豚肉がスーパーで売られているため、あまり買わなくなったほど(笑)

逆に職場にいる中国人、タイ人等のアジア人は豚肉を好み、よく食べている印象なので、移民が多く占めるオーストラリアにおいて、豚肉の消費率がイメージより高いのはそのせいなのかなと思います。

忘れていましたが、ベーコンやハムといった豚肉加工品は一般的によく食べられているので、多分その消費率も大きく影響していると考えられますね! 

 

脂の割り合い

最近では日本でも赤身肉が取り上げられていますね。 私が日本にいる時の「オージービーフ」といえば脂身が少ないイメージでしたが、そのイメージ通りオーストラリアでは脂肪の割り合いが低いお肉が一般的のようです。

特にひき肉を買うと大抵「〇%赤身 〇%脂肪」というように記載されています。

 

ステーキ用の肉を見ても、霜降り肉はあまり見かけませんが、『WAGYU』として売られているものに関しては比較的しっかり脂がのっていて一種のブランド化している印象があります。

日本で『和牛』というと、「明治時代以降に日本の在来種の牛に外国産の牛を交配し、品種改良されたもの」と定義されていますが、オーストラリアで売っているものはその輸入品というより「脂身の多い肉」というイメージ。

調べてみたら「WAGYUは外国で育てられた和牛品種の牛肉」とのことで、育てられた場所が違うだけで、品種としては日本の和牛と同じような感じのようですね。

 

 

 

加工の仕方

日本では、お肉は部位ごとにカットされていて、用途ごとに異なる厚さでスライス・カットされているのをよく見かけますよね。そして塊で売っている割合は少ない。

 

オーストラリアでは部位ごとにカットはされているものの、塊で売っている割合が多く、その「塊」のサイズも大きい(笑) 丸ごとチキンは年中売っていますし、最低でも2週に1回はローストチキンが夕食、というのはどの家でもよく見かけました。

逆に日本では当たり前の「薄くスライスされた肉」がほとんどないのが大変不便です! 

あるのはステーキ用にはスライスされているもの、炒め物用として5㎜から1㎝くらいの厚さの短冊切りにされたもの、3㎝くらいの角切りにされたものくらいがほとんどでしょうか。

アジアンショップに行くと冷凍された薄切りの豚肉は購入できますが、スーパーほど店舗数はないので、ちょっと不便です。冷凍ですし(笑)

私がたまに利用するのは日本人経営のお肉屋さん。 お肉を希望の厚さでスライスしてくれるんです~(*´▽`*) もちろんしゃぶしゃぶ用の極薄切りにも対応してくれます!車で30分以上かかる場所なのが唯一の難点ですね(笑)

 

加工肉といえば、ウィンナーがない!!

牛肉・豚肉・鶏肉・羊肉、各種生ソーセージはありますが・・・

燻製の味だけではなく、手ごろなサイズであらかじめカットできるという点でも、日本のウィンナーがたまに恋しくなります。

 

 

ちなみに・・・

日本では九州地域をはじめとして生・半生でも食べられるイメージの鶏肉ですが、オーストラリアでは完全に火を通していないとほぼ確実にお腹をこわします

まな板も鶏肉用に別にする家庭もあるほど、鶏肉の扱いに関してはみなさん気を付けています。 

もしオーストラリアで鶏肉を食べる機会があれば頭の隅にいれておいてくださいね(笑)